【完全ガイド】韓国の外国人登録証とは?申請方法から使い道まで徹底解説

留学準備

1.はじめに

韓国で留学、ワーキングホリデーなどで長期滞在を始める皆さん、

韓国での新生活には、期待と同時に不安も多いですよね。

韓国で90日以上滞在する場合は、必ず「外国人登録(外国人登録証)」の申請が必要になります。

この記事では、外国人登録が必要な理由から、申請に必要な書類、注意点まで、初めての人でも迷わないように徹底解説します!

2.外国人登録証とは?

韓国版「長期滞在者IDカード」

外国人登録証とは、韓国で90日以上滞在する外国人が必ず取得しなければならない身分証です。

日本の在留カードに相当します。

カードには

  • 名前
  • 顔写真
  • 外国人登録番号(住民登録番号の外国人版)

が記載され、韓国国内では最も重要な本人確認証になります。

外国人登録が必要な人

90日以上、韓国に滞在するすべての外国人

⚠️外国人登録は、韓国に入国してから90日以内に必ず申請する必要があります。

外国人登録をするとできること

外国人登録証があると、韓国でできることが一気に増えます!

  • 携帯電話契約
  • 銀行口座開設
  • オンラインショッピング(クーパンなど)での本人確認
  • 病院の受付
  • ビザ更新・滞在延長
  • 身分証明書代わりになる

つまり、外国人登録証がないと、韓国での留学生活が始まらないと言っても過言ではありません!

3.外国人登録の申請方法

①どこで申請する?

出入国外国人庁で申請します!

韓国全国にあり、住んでいる地域によって管轄が異なります。

予約なしの訪問は不可なので、事前に予約が必要です。

ちなみに私は、ソウル市内にある「ソウル出入国外国人庁・世宗路出張所」が管轄だったため、こちらで外国人登録の申請を行いました。

私が実際に申請したソウル出入国外国人庁・世宗路出張所

②予約方法(Hi Korea)

申請にはHi Korea(ハイコリア)のウェブサイトで事前予約が必須です。

1ヶ月先まで予約が埋まっている場合が多いので、ビザ番号が分かったら、日本にいる間に予約することをおすすめします◎

ちなみに、私は韓国の住居が決まっていませんでしたが、語学学校の周辺に住む予定だったので、学校の区管轄の出入国外国人庁を予約しました。

人によっては、

‘’韓国に来てから外国人登録の申請前に住所が変わり、管轄の出入国外人庁が変わってしまい、Hi Koreaの予約を取り直すことになった‘’

というケースもあります。

その結果、申請までにさらに数週間かかってしまった人もいたので、

管轄出入国外国人庁は事前にしっかり確認して予約することが大切です。

③必要書類一覧

ビザの種類によって多少異なりますが、基本的に必要な書類は以下のとおりです。

  • パスポート(原本)
  • 統合申請書
  • 証明写真(※日本から持っていくのがおすすめ)
    • サイズ:3.5㎝×4.5㎝
    • カラー写真
    • 背景は白
    • 6か月以内に撮影したもの
  • 手数料30,000ウォン(※現金のみ)
  • 居住地を証明する書類(※提出するためコピーを持参しましょう)
    • 賃貸契約書
    • 寄宿舎の在寮証明書 など
  • 留学生の場合
    • 在学証明書
    • 語学学校の登録証明書 など

⚠️ビザの種類や個人の状況によって必要書類が異なる場合があるため、事前にHi Koreaで確認しておくと安心です。

④当日の流れ

ここでは、私が実際に申請した時の流れをまとめます。

  1. 受付で自分の番号を確認(待合室の画面に番号が表示されていました)
  2. 番号が呼ばれたら、窓口で書類を提出
  3. 専用の機械で手数料を支払い
  4. 手数料支払い証明証を再度窓口へ提出
  5. 指紋登録
  6. 手続き完了(所要時間:約30分)

※時間帯や地域によっては、待ち時間が長くなることもあります。

⑤受け取り

申請から約3~4週間後に、外国人登録証が発行されます。

受け取り方法は、以下の2つから選べます。

  • 申請した出入国外国人庁で直接受け取り
  • 登録した住所に郵送(※自宅で本人が直接受け取る必要あり)
受け取り方法による手数料の違い
  • 直接受け取り:35,000ウォン
  • 郵送(配送):39,000ウォン

郵送を選ぶ場合は、配送料が含まれるため、直接受け取るよりも約4,000ウォン高くなります。

私は、もう一度出入国外国人庁に行くのが大変だったため、自宅の郵送を選択しました。

時間や移動の手間を優先したい方は郵送、少しでも費用を抑えたい方は直接受け取りがおすすめです!

4.外国人登録の注意点

①住所変更は14日以内

引っ越しをした場合は、14日以内に住所変更の届け出が必要です。

忘れると罰則の対象になる可能性があるので注意しましょう。

②カードを紛失すると再発行が必要

外国人登録証は、再発行は可能ですが、

  • 再発行手数料
  • 再度の来庁予約

が必要になります。

再発行の予約も通常の申請と同じ扱いのため、数週間先まで予約が取れないこともあります。

紛失しないよう、日頃からしっかり管理しましょう。

③旅行で出国してもカードは無効にならない

外国人登録証が発行される前に韓国を出国すると、ビザが無効になる場合があります。

しかし、外国人登録証が発行された後であれば、韓国から出国しても問題ありません。

ただし、滞在期間の残りの日数は常に確認するようにしましょう。

④滞在期間が切れる前に延長が必須

滞在期間の延長申請は、Hi Korea(ハイコリア)からオンライン申請が可能です。

直接出入国・外国人庁へ行く必要はありませんが、滞在期間ギリギリではなく、余裕をもって申請するのがおすすめです◎

5.気になる質問(FAQ)

Q1:住所が決まってなくても申請できる?

できません。
外国人登録には、必ず韓国国内の住所が必要です。

最低でも、

  • シェアハウス
  • ワンルーム

など、契約が確認できる住所を用意する必要があります。

Q2:証明写真は日本と韓国でどっちで撮るべき?

日本でも韓国でもどちらでもOKです。

以下の条件を満たしていれば問題ありません。

  • 3.5㎝×4.5㎝
  • カラー写真
  • 背景白
  • 6ヶ月以内に撮影したもの

日本でビザ申請用の証明写真を撮る際に、外国人登録証用の写真も一緒に準備しておくと、韓国到着後に取り直す手間が省けるのでおすすめです。

Q3:語学堂の在学証明はどこで出してもらえる?

語学堂の事務所で発行してもらえます。

語学堂に通う外国人は、ほぼ必ず必要になる書類なので、学校側から書類発行について案内がある場合も多いです。

わからない場合は、早めに事務所へ確認してみましょう。

Q4:外国人登録証を受け取る前に仕事はできる?

原則できません。

留学ビザの場合、

  • 外国人登録
  • 資格外活動許可

の両方が必要です。

Q5:カードを持っていないと何が困る?

以下の手続きが、ほぼすべてできません。

  • 携帯電話の契約
  • 銀行口座の開設
  • 各種オンラインサービスの本人確認

つまり、外国人登録証がないと韓国生活が本格的に始められないと言っても過言ではありません。

6.まとめ:外国人登録は韓国生活のスタート

外国人登録証は、韓国で生活するために最も重要な身分証明証です。

韓国に入国したら、必ず90日以内に外国人登録を申請することを忘れないでください!

この1枚のカードがあるだけで、韓国での生活が驚くほど便利になります。

韓国での新生活をスムーズにスタートさせるためにも、できるだけ日本にいる間に出入国外国人庁の訪問予約を済ませておくのがおすすめです。

できるだけ早く外国人登録の手続きを終えて、皆さんの韓国生活が安心で充実したものになりますように!

この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。

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